フライトジャケット PR

【N-3Bフライトジャケットとは?】年代別の違いからコーデ・ブランドまで

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

N-3Bとは?歴史と特徴

1945年、陸軍航空隊は傑作「N-3」を開発します。

L-2B-15B同様、第二次世界大戦の終了と前後して登場した一連のナイロンフライトジャケットの一つで、その名称は「航空機搭乗員用 フード付属ヘビー・ウエザー・ジャケット」主に爆撃機や輸送機などの搭乗員(エアクルー)が着用しました。

特徴的なフードのコヨーテファーに、ウール(またはアルパカ)をレーヨンのライニングで包んだN-3は抜群の防寒性能を発揮し、今なお米軍で制式採用されています。

N-3Bの種類と系譜

登場から現代まで長きに渡り活躍するN-3は、その分マイナーチェンジを繰り返して来ました。

ここではN-3の種類と、N-3に至るまでの各モデルを紹介します。

B-7

陸軍航空隊がアラスカなどの極寒冷地での使用を目的に開発した極厚のシープシェアリングコート。乾燥と凍結によるヒビ割れ防止の為、革には表面処理がなされていない。生産期間は1941年〜42年と短かった。

B-9

B-10と同様の理由からヘビーゾーン飛行服もコットン製へ。1943年に登場したB-9は、当時最高級素材であった「ダウンキルティング」を採用した事で、B-7で問題となっていた耐久性・機動性・コストの全てを解決した。

B-11

上記のB-9と時を同じくして採用されたコットン製フライトジャケット。第二次世界大戦中に陸軍航空隊が使用した飛行服の中でもトップクラスの防寒性能を発揮し、B-10やB-15の上から重ね着する事が出来た。素材はオリーブグリーンのコットンとアルパカのライニングを採用し、B-10と同様の構成となっている。

N-3

B-10およびB-11の後継として1945年に採用されたナイロンフライトジャケット。そのスタイルからA-2MA-1の様にマニアックさを介さずとも、自然とストリートファッションとして浸透していった。

N-3A

1950年代初頭に登場したN-3シリーズ第2モデル。大幅なデザインの変更はないが、空軍独立によりエアフォースブルーを採用している。N-2Aなどと同時期に部隊支給が開始され、朝鮮戦争の後半には実戦部隊で使用された。

N-3B

エアフォースブルーが目立ち過ぎるという理由からセージグリーンを採用したN-3Bが登場。外観はN-3Aとほぼ同じだが、後のモデルでは袖口部分の延長による2重構造、フロント防風フラップの短縮などが行われた。

これらのマイナーチェンジを繰り返す事でN-3Bは、ミルスペック「MIL-J-6279A」を起点にJタイプまで存在し、Hタイプ以降はその区分をフライトジャケットから極寒冷地用パーカーに変更して地上用ユニフォームとなる。

N-3Bに最適な季節 バイクでの暖かさ

類稀なる防寒性を持つN-3Bが活躍するのはやはり冬場でしょう。

コートの様な長い丈に風をシャットアウトするフラップ、被ったフードを紐で調節すれば顔周りをファーが包み込んでくれます。

そもそも軍用のフライトジャケットですから日常使いでは何かしら不便なポイントが現れるのですが、N-3Bでは未だにそれが発見出来ていません。

ストリートファッションとして、防寒衣料として非常に高い完成度を誇っています。

また、バイクでの使用も良好で動き辛いB-3の代替品としてチョイスするのに適したモデルです。

ただし、丈が長いのでコンパクトな乗車姿勢となるスーパースポーツでは少し違和感があり、脚が開いてしまうアメリカンは腰からモロに風が侵入してしまいます。この場合はN-2が正解かもしれません。

もし真冬の防寒としてN-3Bを選ぶのであれば、その防寒性能を発揮するのはネイキッドバイクの乗車姿勢がベストです。

N-3Bのコーデと着こなし

ストリートファッションとしても根強い人気と歴史を持つN-3Bは今も昔もルーズに着こなす傾向が強いです。

N-3B×スキニー

出典:wear.jp/

ストリートファッションとしても根強い人気と歴史を持つN-3B。かつてはルーズなジーンズと合わせるのが定番でしたが、最近ではその真逆であるスキニーが人気。シルエットはそのままオールブラックにしてみるのもグッド。

N-3B×チノパン

出典:wear.jp

スリムタイプのチノパンを合わせたアダルトな着こなし。N-3Bはミリタリー感を抑えた方が上手にまとまります。

N-3B×ニット帽

出典:www.pinterest.jp

こちらもかつての定番アイテムですが、時代が変わってもニット帽とN-3Bの相性は抜群です。ボリュームのあるファーとうまくバランスをとってくれます。

N-3B人気おすすめブランド

アルファ N-3B

MA-1のコントラクターとして名を馳せるアルファ社のN-3B。スタンダードなセージグリーンに加え、ブラック、ブルー、カモフラージュなど7種の豊富なカラーが特徴。日本人の体型にリサイズされた日本限定モデルです。

Amazonで見る

楽天市場で見る

バズリクソンズ N-3B

大元が生地屋である事から特にナイロン系に定評のあるバズリクソンズのN-3B。研究を重ね当時と同様の素材、製法を取り入れながらも現代的なスレンダースタイルに落とし込んであります。

Amazonで見る

楽天市場で見る

スピワック N-3B

創業100年を超える老舗ブランド「スピワックのN-3B。第一次大戦時からアメリカ軍にミリタリーウェアを納めていただけあって、質実剛健ながらもファッショナブルなデザインが特徴的。

Amazonで見る

楽天市場で見る

アビレックス N-3B

米軍指定のコントラクターとしての歴史を持つアヴィレックスのN-3B。タウンユース用にリファインされ、シルエットもややタイトに仕上がっています。

Amazonで見る

楽天市場で見る

ヒューストン N-3B

ジャパンメイドミリタリーの雄 ヒューストンのN-3B。素材には地上用となったHタイプ以降に見られるコットンナイロンを採用し優れた通気性と撥水性を実現。カラーはオリーブ、ブラック、ホワイトから選べます。

Amazonで見る

楽天市場で見る

 

ABOUT ME
ジャミング
ミリタリー・タバコマニアの元バイク屋。WWⅡとフライトジャケットが得意分野。タバコはキセルをメインに時折パイプも嗜みます。