煙管を掃除する頻度は?
日常的な掃除
まずは日常的に行う必要がある「一服後の火皿の掃除」です。
一服後の火皿には、灰になった葉っぱの燃えカスが残っているので、そのまま次のタバコ葉を詰めると、汚れが押し込まれて詰まりの原因となってしまいます。
この灰などは、使い終わったマッチや丸めたティッシュを使って日常的に掃除しましょう!
冷えてくるとヤニが固まってしまうので、吸った直後の熱いうちにやるのがおすすめです。
ライターを使っていてマッチを持っていない場合は、「キセルの友」を持っておくと便利。ニードル部分で火皿を掃除する事ができます。
月に1、2回の本格清掃
ここからが本題の「頻度」のお話ですが、これは吸う量によって各々タイミングが掴めてくると思います。
というのも、キセルを掃除しないでいると徐々にこんな症状が↓
・吸い難くなる(ヤニが詰まる)
・吸うと口が渇く(タールが濃くなってる)
これを感じてきたら清掃のサイン!
要は掃除のタイミングは「美味しくなくなってきたら」です。
月に1、2回しっかり掃除していれば充分ですね。
煙管の掃除に必要なもの
無水エタノール
無水エタノールは様々な汚れを洗い落とせる定番お掃除用品です。中でもヤニ汚れに強烈な効果があり、喫煙具のお手入れには必需品となっています。
羅宇煙管などは水分を苦手とするので購入時の注意点としては、必ず「無水」を選びましょう。
消耗品としてはちょっと高めに思えるかもしれませんが、一本あれば半年以上もつのでコスパは良好です。
煙管専用モール
図工の時間でお世話になったあのモールと同様、細長い針金に毛が生えた様な構造ですが使い易さは全く別物。
パイプやキセルなどの細い煙道を掃除するためのグッズで、これにエタノールなどを浸して掃除をします。
余談ですが、こちらもコスパが高く20本入りをすぐ無くなるだろうと見越して3年前に5袋買ったところ、いまだ2袋しか消費してません。結構もつので買いすぎ注意です。
延べキセルの掃除
エタノールorアルコールに漬ける
金属で出来た延べキセルでは、水を使ってジャブジャブ洗えるという大きな利点があります。
その中でもポピュラーなのが、「無水エタノール」や「アルコール」にどぶ漬してしまうやり方です。
キッチンパックなどを使うと少ない量で漬けられるので、エタノールの消費量を抑えられます。
というわけで、まずはキセルをパックに入れ、続いてエタノールorアルコールを注ぎ込みます。
すると間髪入れずにヤニが溶け出すので、お好みで10分でも1日でも漬けてください。個人的には大体20〜30分漬ければ充分。
次に、掃除用のモールでゴシゴシ洗います。
100均のモールでも良いんですが、毛の部分がホロホロ取れてしまうのでおすすめしません。
2、3回なら洗って再利用する事も出来るので、惜しまずパイプ用またはキセル専用のお掃除モールをおすすめします。
モールには中性洗剤をつけるなり、エタノールをつけるなりしてキセルに押し込みます!折り曲げるとやり易いです。
すると2週間前に洗ったにも関わらず真っ黒のヤニがごっそり出てきます
同じ要領で各パーツを洗っていき、あとは乾くのを待つだけ。ピカピカになりました。
お湯(熱湯)で煮る
延べキセルのみに許されたもう1つのやり方として、鍋などで煮てしまうという掃除方法があります。
得られる効果はエタノール漬けと大差はありませんが、こちらはモールを浸す分だけのエタノールで済むので消費量を抑えられます。
やり方はもうそのまま
鍋に湯を沸かしてキセルを煮るだけ
あとは上記と同じ要領でモールにエタノールをつけながら洗います。
最後に中性洗剤で洗うと気持ちがいいです。
羅宇煙管の掃除
モールを使って日常的に
水分に晒せない羅宇煙管をどの様に洗うかと言うと、モールに無水エタノールを浸して地道にゴシゴシするのみです。
掃除の際は吸い口からモールを入れて行き、火皿から引っ張り出すのがおすすめです。
反対だと火皿や羅宇のヤニが吸い口側に押し込まれ、これが残った状態で吸うと強烈に苦いです。
羅宇煙管は分解出来ないものが多いので、小まめに掃除しましょう。
週に1回はエタノールを付けずにモールで洗い、月に2回はエタノールを使ってしっかりと掃除するのがおすすめです。
煙管の掃除 まとめ
キセルの掃除は日常的な火皿の掃除と、月に1〜2回の本格清掃。
掃除に必要なものはこの2つ!
延べキセルの場合はエタノールにどぶ漬けor熱湯で煮る。
羅宇キセルは小まめにモールで掃除しながら、時折エタノールを付けたモールでしっかり洗いがおすすめ。
綺麗に洗って美味しいキセルライフを