レッドウィングの人気おすすめブーツ10選!革の種類やサイズ選びも解説
レッドウィングとは?歴史と特徴
1905年にアメリカ ミネソタ州のレッドウィングシティで創業した言わずと知れたワークブーツブランド。創業者チャールズ・ベックマンは並々ならぬ情熱を靴に注ぎ、靴がお客に合わないと知れば販売を拒否して足のサイズを測り出す程でした。
こうして「RED WING(レッドウイング)」は成功を収め、100年以上に渡り労働者の足元を支えて来ました。そのタフネスからファッションはもちろん、実際のワーカーやバイカー達にも愛されています。
レッドウィングの魅力
ソール交換が可能!グッドイヤーウェルト製法
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レッドウィングと言えばこの「グッドイヤーウェルト製法」です。
この製法のメリットは長時間歩いても疲れ難く、そして何よりソール交換が容易に行える事で、リペアを繰り返す事で長く履き続ける事が出来ます!これがレッドウィングが一生モノと言われる由縁でもあります。
因みに安価な靴の多くが「セメント製法」と呼ばれる作りなのですが、これは接着剤でソールと本体を圧着させてるので交換は難しくなっています。
レッドウィングのレザーの種類
フェザーストーンレザー
高品質ハイドを選別し、ウルヴェジタブルでジックリなめしたフェザーストーンはレッドウィングの中でも最高級に位置するレザー。ベックマンブーツのみに使用されるこのレザーは、高い耐久性と美しさを兼ね備えたワーク&ドレスな仕上がり。
シャパラルレザー
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上品な光沢を持つシャパラルレザーは、主にポストマンなどに使用されるレザー。いわゆるガラスレザーと呼ばれる種類で、雨や汚れを弾く程の高い耐久性と耐水性を持っています。メンテナンスも汚れをサッと拭き取る程度で殆どフリー。しかし近年マイナーチェンジが敢行され、艶を抑えたマットな質感に変化。市場には艶無し現行モデルと艶あり旧モデルが混ざって販売されているので通販の場合は注意が必要だ。
エスカイヤ
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レッドウィングの中では比較的新しいラインナップとなるとエスカイヤレザーは、キャバリーチャッカ用に開発された高級ガラスレザー。ヘファーハイドと呼ばれる出産経験の無い牝牛の革を使用しており、高級感のある強い艶と履きこむ程に刻まれるキメ細かいシワは充分に育て甲斐があります。
ブラッククロンダイク
かつては茶色の革でも黒に仕上げる事が出来ましたが、現在は環境保護の観点から強い塗料が使えず、黒いブーツの革はクローム鞣しが一般的。ブラッククロンダイクは失われた”茶芯”が顔を出す古き良きレザーを再現。エンジニアを筆頭に現在では数々のブラックブーツに使用されているレザー。
ブラッククローム
クロンダイクと対照的にクロームで鞣された従来のブラックレザー。耐久性が高く、クロンダイクと比較して雨や汚れにも強いが、幾ら履き込んでも茶芯は現れない。ただしクロームならではの経年変化を見せるので、補色しながらツヤを出して行くならこちらがオススメ。
ラフアンドタフ
ラフアンドタフは革の銀面(表面)を擦って加工したヌバックレザー。革の裏側を使ったスウェードと違い贅沢に表面を加工しており、独特のムラと風合いは暖かな印象を与えつつもワイルドな一面も合わせ持っています。
レッドウィングのサイズ選び・サイズ感
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レッドウィングのブーツは一般的なスニーカーに比べて大きめに作られています。その為、普段のサイズより小さめを選ぶのが一つの基準と言われています。
日本人の足は甲高・幅広が多いと言われていて、足の縦の長さだけで判断すると失敗する恐れがあります。
実際 僕がベックマンをフィッティングした際は…
となりましたので、甲高幅広の方はサイズダウンする必要はないかも知れません。
どちらにせよフィッティングは履いてみないと分からないので、必ず店頭で試着するか、通販では交換可能なお店を選びましょう。
因みに楽天市場ではこちらのお店がサイズ交換可能です。
GMMSTORE
レッドウィングの人気おすすめモデル
ベックマンブーツ
レッドウィングの創始者「チャールズ・ベックマン」の名を冠したベックマンブーツは、創業当時からある6インチ丈のラウンド・トゥ(丸みのある爪先)を採用したクラシックなモデル。
そのルーツは1912年にレッドウィングの名を全米に轟かせた「ブラック&ブラウンチーフ」というワークブーツで、これは元々ファーマー用に作られたがその耐久性と履き心地でオン・オフ問わず人気を博した。
そんなクラシカルな概要を受け継ぎながら現代的にアップデートされたベックマンは、最高級レザー「フェザーストーン」による味わい深い表情、そして昔ながらのレザーソールにラバー補強をプラスして、カジュアルにもクラシカルにも振れる頼もしいブーツに仕上がっている
ベックマン 9014
ベックマン 9013
ベックマン 9411
ベックマン フラットボックス 9060
先芯を入れないフラットボックス仕様のベックマン。通常より爪先がフラットでスマート、ソールの反りも良く歩き易く仕上がっている。
エンジニア
西部開拓時代の終わりと共にアメリカ全土を鉄の塊が煙を上げて駆け抜けました。蒸気機関車を走らせる鉄道機関士(レイルローダーエンジニア)が愛用したエンジニアブーツは、11インチのロング丈に紐のないフラットなスタイルが特徴。これは機関士がボイラーに火をくべる際、飛び散った火の粉が紐に引火しない様にするため。結果エンジニアでは紐の代わりにシャフトを絞り、踝でホールドする独特のスタイルが完成しました。
エンジニア 2268
エンジニア 8268
エンジニア 9268(茶芯)
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往年の概要を受け継いだ9268ではレザーにブラック・クロンダイクを採用。使い込む程に茶芯が顔を出し味わい深い表情を楽しめる。
アイアンレンジ
アンアンレンジの特徴と言えばやはりキャップ・トゥ。レッドウィング創業期から存在したこのスタイルは、爪先の革を二重にする事で安全性を強化し、ワーカー達の足元をスチール・トゥ登場以前から守って来た。特に迷路の様な坑道で危険な掘削作業をする人々は頑丈なセーフティーブーツを求めており、結果アンアンレンジは鉱夫達の相棒となって行った。
アイアンレンジ 8081
アイアンレンジ 8085
アイアンレンジ 8012
アイリッシュセッター
今日のレッドウィングのイメージを作り上げたアイリッシュセッターは、1950年代にハンティングブーツとして登場。
クッション性に優れたクリーム色のソールは不安定なフィールドでも疲れ難く、またフラットな靴底には泥や小石が付きにくいため足音も静か。この様な性能からハンターのみならず高所作業や建築現場でも重宝され、アイリッシュセッターは全米を一世風靡した。
現在では「クラシックワーク」と名前を変えたが作りは当時と変わらず、履きこむ程に表情を変えるオロ・レガシー・レザーを採用。
アイリッシュセッター 8877
アイリッシュセッター 8875
アイリッシュセッター 9877
アイリッシュセッター 9875
ポストマン
毎日何マイルも歩くポストマンはヒール付きよりもフラットなソールを好んだ。発売当初はポストマンに加え、ポリスマンやオフィサーなどの様々な職業向けに登場したが、結局のところ強力なグリップ力と快適なクッション性を兼ね備えたこのシューズの特性を最も求めていたのはポストマンの様で、今ではポストマンシューズと呼ばれている。レザーの風合いとスニーカーの様な歩き易さで高い人気を誇るモデル。
少し前までは強い光沢を持つシャパラルレザーが使われていたが、現在では光沢を抑えたマットな質感に変更されている。
ポストマン 101
ポストマンチャッカ 9196
ミルワン
通称ミルワンと呼ばれるこのブーツは米軍でオフィサーシューズ用に開発された「MIL-1」と呼ばれる木型を用いて作られた正統派オックスフォード。レザーには出産経験のない希少な牝牛の革をレジン系でコーティングした「エスカイヤレザー」を採用しており、履きこむほどに増す強い艶と独特のシワは、将校がフォーマルな場で履くに相応しい雰囲気を醸し出している。
ワーク・オックスフォード
50年代になるとワーカー達のスタイルも変化していきフットワークの軽い短靴の人気が高まりました。ワーク・オックスフォードには郵便局員、現場監督、かつては車の修理工向けの作業靴など、様々なプロフェッショナルに向けたシューズが揃っています。
オックスフォード 8103
傑作アイリッシュセッターをローカットにしたモデル。そのクッション性から様々なワーカーに人気を博した。
オックスフォード 8109
フォアマン 8054
工場長や現場監督に向けて作られた。
ロガーブーツ
ワーカーの中でも最も危険でハードな職業と言われる「ロガー(木こり)」の為に作られたロガーブーツは、肉厚のクロンダイクレザーに靴紐が映える9インチ丈。そして深く湾曲したヒールとスチール・トゥが特徴的なヘビーデューティを極めた構成。
そのディテールは1940年代の登場当時から変わっておらず、西部開拓時代から今日まで巨木を相手に戦うロガー達の足下を守るべく、レッドウィングの中でもかなり早い段階(一説では一番最初とも)で爪先にスチールが入っています。
近年ではレザーにブラック・クロンダイクを採用した事で味わい深い表情の”茶芯”を楽しめる。